なあ、悠詩

今回の移動記録の詳細だ。
ドイツのミュンヘンに戻るのが19区間目の移動となる。
既往の国であり、都市だ。
なので国で11国目、都市で16都市目のままだ。

因縁の路線だ。
先日、ストライキにあって乗れなかった電車の路線だ。
フランス国鉄のストライキは10日ほど続いた。
しかし、この日から通常運行となった。

国鉄職員の年金優遇を廃止する政策がその理由のようだ。
民営企業や他の公務員と同じになるらしい。
これが嫌でストライキをしたとのこと。
ただ、このストライキに国民の視線は冷たいそうな。
特権にしがみついているようにしか見えないらしい。
アンケートでも三分の二がそういう意見とのこと。

———<移動記録>———
日付:2007年11月26日
交通手段:鉄道
鉄道会社:ドイツ国鉄
便名:NZ261
路線:パリ→ミュンヘン
時刻:22時45分→8時59分(翌日)
クラス:一等個室
備考:ナハトツークと呼ばれる寝台列車
——————————

寝台列車が好きだった。
小さいころ、母に連れられてよく乗ったことを思い出す。
母の母、すなわち私にとって母方の祖母に会いにいくためだ。
乗ったのは「あさかぜ」「みずほ」「富士」「さくら」など。

車内アナウンスの音が印象的で今でもはっきり覚えている。
その度に胸が躍った。
車内では興奮して眠れなかった。
今、何駅を通過したのかいちいち気にしていた。
窓にへばりついて。
母や妹は寝ていたが、寝るのがもったいない気がしていた。

このころから地図や時刻表が好きだった。
朝、都会の風景が目に飛び込んでくるのにわくわくした。
到着が近くなり、平行して走る山手線に抜かれると悔しかった。

<乗車後>
やはり国は違えどやはり似たような思いにかられた。
あのときの、様々なものに対して純粋だった私がそこにいる。

そしてこうも思った。
私は母親にずっと見守られてきたんだなと。
もちろん父親にもだが、寝台列車は母のイメージなのだ。

それにしてもミュンヘンは寒い。
またしても雪と対面することとなった。

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ようやく会えたナハトツーク。

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寝台ベッド。小さなころを思い出す。

【小説「源平咲き」111,843文字(原稿用紙280枚目)推敲中】

from オトウサン
-悠詩(1歳2ヶ月) with 父(33歳) and 母-

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