「旅行記41:アモイ[2]:11/30」・:*:・゚☆ すくすく育つ君へ

なあ、悠詩

ここは暖かい。

これまでの欧米が一気に過去のことになってしまう感覚だ。

お昼、ここにいる友人と、とてもお世話になった人に会った。

友人とは並行した分も含めると四社にわたる付き合いだった。
その一社目の会社で私を採用してくれた人だ。
もう七年も経つ。
自然と互いの立場など忘れさせてくれる人柄だ。

お世話になった人と出会ったのは日本だった。五年前かな。
その時は思ってもみなかった。
後にここでタッグを組むことになることを。
そして、私はこの人がいなければここで何もできなかった。

当時、私は二つのことに携わっていた。
ひとつは日本、ひとつはここでのこと。
二つは関連はあったが、実質、完全に別々に動いていた。

単純に比較はできない。
ただ、こちらの方が私の未熟さの影響は大きかった。
それは、知識、経験、文化を踏まえれば明らかだ。

このふたりがいないと私はここに存在できなかった。
そして私がここで得たものはたくさんある。
だから、申し訳なさもあれば感謝もある。
複雑なだけに生々しく、安易に思い出にはできない。
ふたりとも大変だろうが元気そうでなによりだった。

時は確実に流れている。
ここでの日々が少しだけカラーからセピアになった気がする。

この日はホテルを移動する。
人の送り迎えは何度もしたことがあるが、泊まるのは初めて。

夕方まで部屋で物書きなどしてゆっくりする。
夜、買出しに出かける。
今日もまた屋台を食べ歩いた。
こんなに食が進むのは本当に久しぶりかも。
油断してお腹を壊さないようにしないといけない。
昨日に引き続き買った甘栗に虫が入っていたことだし、、、

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様々な果物を飴で固めた串。
昨日食べたイチゴの串の方が良かった(また食べた)。

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大阪焼きのアモイ版?(パクチーなど入ってアジアンな感じ)。

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砂肝と豆腐の串焼き。独特の香辛料がクセになる。

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ここはいうまでもない。何度ここをくぐり抜けたことだろう。

いろんな思いが頭を駆けめぐる。

【小説「源平咲き」113,634文字(原稿用紙285枚目)推敲中】

from オトウサン
-悠詩(1歳2ヶ月) with 父(33歳) and 母-

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