なあ、悠詩
大きくはないが、近所にはいろんな公園や神社がある。
毎日のように出かけてるよね、オマエサン。
暖かくなってきたから気持ちいいよね。
桜も綺麗だしね。
日付が前後するけど、写真で簡単に振り返ってみよう。
ずいぶんと長いすべり台だね。
狛犬に追いかけられると思ったの?
それは食べられないよ。
倒れてきたらぺっちゃんこだね、、、
オマエサンにはまだこれくらいの長さで十分だね。
水路が気になるの?
手は届かないみたいね。
逃げているの?
オマエサン、何か悪さしたんじゃあないだろうね?
何をお祈りしたのかな?
目をあんぐり、口をあんぐり
同じ形だよ。
この木のように大きくなあれ。
どんどん散っていく桜。
散っていくからこそ美しいんだよ。
いつもこの犬の置物が気になるよね。
動かないものには強気だよね、オマエサン。
体操選手になりたいの?
ずいぶん気持ちよさそうだね?
暖かくなってきたしね。
【小説「源平咲き」201,669文字(原稿用紙505枚目)推敲中】
↑4/1より文字数の数え方を変更(今後:空白込み / 以前:文字だけ)
from オトウサン
—悠詩(1歳6ヶ月) with 父(33歳) and 母—